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ひなた(ヒナレコ)
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音楽バカがこうじて「ヒナレコ❗️」音楽特化サイト開設。

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カタガキは料理人、音楽家、イベンター、ライター、脚本家、など紆余曲折しまくって器用貧乏まっしぐらです。

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「ミステリと言う勿れ」のタイトルの意味「お約束」をミスリードさせるその一癖二癖

◆ 2022/03/12(土)

「ミステリと言う勿れ」のタイトルの意味「お約束」をミスリードさせるその一癖二癖

面白いですね。一般人が何故か警察という組織を出し抜いて、朗々と事件を解決する作品は多々あります。事件の情報というのは一般には公開してはならない。でも何故か一般人が一緒に捜査している、その構図・理由づけがいかに不自然じゃないかがその作品の「色」と世界観が決まってしまうところがあります。

「名探偵コナン」だって警察に一任された名探偵?毛利小五郎を睡眠針でプスっとやって裏で子供(中身は大人)が事件を解決する、その構図を「お約束」にしちゃうことで世界観、その作品の輪郭を作っています。

「ミステリと言う勿れ」の九能整(菅田将暉)はいわゆる「巻き込まれ型の主人公」。本人は能動的に事件に関わってる訳でもなく、探偵的な才能を自覚している訳でもなく、平穏にカレーを作って暮らしたいただの大学生。警察との関わりは第一話、ある事件の被疑者として任意の事情聴取を受け、その取り調べの中で知った情報で真犯人を特定し、事件解決をしてしまう。その1話をみた感想で「このドラマは1話完結の会話劇で、取調室などの閉鎖空間で情報を引き出し事件を解決していく、そんな構図のドラマなんだな」と思った。その後も警察の池本(尾上松也)や風呂光(伊藤沙莉)にその才能を見込まれ「久能くん、内緒なんだけど知恵を貸してくれないか?」と言われる場面もあるが、それはこの作品のお約束にはしなかった。

1話の終わりでその「1話完結の会話劇、警察に介入するお約束」が早速ミスリードだったと思う展開に。2話に続くバスジャック編のプロローグで終わる、この持っていき方はうまい、これは2話目見ちゃうもん。原作を知っている人らもSNSで「1話でもうバスジャック編まで入っていくんだー!」と、少しざわついている印象だった。
そしてバスジャック編のエピローグで時間軸が先の未来に飛び、これから起こる事件のフラッシュバック的な演出と共に予告的なものがはさまれた。この演出もうまいなぁ、この後に登場するキャストを紹介し視聴者を牽引しつつ、久能にこれから起こる事件への好奇心がもりもり唆られる。

エピソード2のバスジャック編は、ミステリーのお約束の豪華な洋館の密室劇。そしてエピソード3はまたお約束の爆弾魔との攻防。エピソード3もお約束の定年退職した刑事から昔話から始まる会話劇。どれもお約束の題材であり、でもそうじゃない一癖も二癖もある物語の語られ方。オムニバスのようで縦軸の話はじっくり進行していき、用意周到にはられる数々の伏線の中、いつの間にか物語のクライマックスに向かっていく面白さ。

このミステリー作品のお約束に慣れてしまった視聴者に「あぁあれね」とミスリードさせ、それをスルリとひらりとかわしていき気持ちよく裏切られるこの感じが、タイトルの「ミステリと言う勿れ」この作品の魅力に繋がっているのだろう。
「勿れ(なかれ)」これは「〜してはいけない」という禁止語。これは「そこいらのお約束のミステリー作品とは言ってもらいたくない!」。という作者の他の作品と一線を画しているという想いにも、久能くん目線の「いやいやミステリーなんてそんな大それたものじゃないですよ、僕はただの普通の大学生なんですから」という久能節にもどっちとも取れる。
この作者と主人公の目線の違いで「自信と謙遜」の双極的にした言葉遊びが秘められている「ミステリと言う勿れ」のタイトルも秀逸だよなぁ。

エピソード5・6も実に良くできた脚本だった。特にエピソード6の「ミステリー会・雪山の山荘」。これもスーパーお約束ながら、猛吹雪で外部との連絡とも取れず、陸の孤島となった山荘で行われる惨劇、殺人鬼は誰だ!・・・とはならず、独特の会話劇を主体にそこで淡々と描かれる人間模様。絶妙な伏線に二転三転しつつも、視聴者を置いてきぼりにしない丁寧な作りの伏線回収。実にいいお約束の裏切り方だった。

そしてエピソードファイナルへと続く、どうやらその最中に「エピソード2.5」と犬山我道(永山瑛太)との話に戻るようだ。その辺の伏線回収も見事に語られるんだろうなぁ。

原作も素晴らしいらしく売れ行きも好調みたいですね。未読なんだけどドラマが終わったら一気読みしてみようと思う。原作が秀逸なのか、ドラマ製作陣や脚本がいいのか、きっとその両方がうまく絡み合って起きてる名作の予感がしかしない。今期はドラマは豊作ですよ。

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